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頭寒足熱 大事なのは、頭と足の温度差です。



こんにちは。季節がめぐり、ようやく冬の足音が聞こえてきました。


さて、今回お話ししたいのは、「頭寒足熱(ずかんそくねつ)のこと。

昔から養生の知恵として、頭は涼しく、足元は温かく、と言われてきました。


人の体は、何もしないと、頭の方は温かく、足元は冷たい、という状態になります。これは、熱を帯びる内臓のほとんどが上半身にあること、温かい空気は上に上がりやすいこと、などが理由です。

多くの人で、温度を測ってみると、だいたい頭と足元で5℃〜6℃ほど差があります。(頭寒足熱とは反対の状態ですね)

では、なぜこれがいけないのでしょうか?


それは、体の中の「めぐり」と関係があります。血液の流れに乗って、体の隅々まで必要なものが届き、また不要になった老廃物も運ばれて排出されていきますよね。

そのほか、リンパの流れ、熱の伝導、すべてが体のめぐりが良いとスムーズにいきます。


東洋医学では、これらを動かす原動力のことを「気(き)」という概念で表します。

頭が涼しく足元が温かいと、全身の気は良くめぐります。

ところが、反対に頭に熱が上がり足元が冷えている「のぼせ」の状態だと、全身の気のめぐりが滞ってしまいます。


とくに足が冷えていない、という方でも、頭の方がのぼせていないかチェックしてみてくださいね。

頭より足元が温かい状態、これが頭寒足熱です。


小さなお子さまからご年配の方まで、男性にも女性にも、どんな方にもおすすめしたい養生の知恵なのです♪

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